【スター☆トゥインクルプリキュア10話】ララの対応が凄い!逃げることも時には必要。
プリキュアといえば、
どんなピンチでも絶対に諦めない!
というのがある。
手も足も出ないくらい強すぎる敵が目の前にいても、
奇跡を信じて諦めずに立ち向かう。
それは良い事だと思う。
だけどそれは危険な事でもある。
今回のスタプリ10話はそれを伝えてきたエピソードだった。
パワーアップしたカッパード達と応戦したプリキュア。
その結果はプリキュアの惨敗。
プリキュア、初の敗北。
どんなに拳をぶつけても、パワーアップしたカッパードには1ミリも効かず。
圧倒的な力の差を見せつけられて、ひかるはショック。
新しいプリンセススターカラーペンも
キュアスターのおうし座のスターカラーペンもカッパード達に捕られてしまう。
カッパードがひかる達の変身スターカラーペンを奪おうとしたその時、
突如ララのロケットが突っ込んできた!
完全な勝利を確信していたカッパードは突然の事態に動揺。
どうやらララがカッパード達の隙をみて、こっそり遠隔操作してロケットを呼んだらしい。
プルンスはスライム状の体をうまく利用してひかる達を瞬時にそのロケットに詰め込み、なんとか逃げることができた。
ここまで観て感じたのは
・逃げることも時には必要ということ。
・ララは凄い。
絶対に諦めないで立ち向かうプリキュアが、敵から逃げる展開。
ぶっちゃけありえない!
ヒーローが敵に背を向けるなんて。
これはプリキュアの長い歴史でも滅多にない。
大抵はプリキュアがピンチになったときに奇跡が起こって、パワーアップしたプリキュアが敵を倒す逆転勝利の話。
だが今回はそうじゃない。
奇跡は起こらなかった。
あの時に逃げていなければ、ララの懸命な判断がなければ。
ひかる達の変身スターカラーペンも奪われて取り返しのつかないことになっていた。
逃げることで最悪の状況を避けた。
逃げることも時には大切だと感じるエピソードだった。
そして、
ララは本当に大人なんだなあと感じさせられる話でもあった。
あのピンチの状況で瞬時に逃げることを選択して実行したララは強い。
負けを悟ったら、さっさと撤退して次に備える思考。まさに効率重視。
負けたことにウジウジ引きずったり、変な意地を張って立ち向かおうとしない。
負けは負け。今優先すべきはこの状況を回避すること。
そんなララの思いが見えてくるみたいで。
ララは自分を「大人ルン!」とよく言うが、それは本当なのかもしれない。
ララは常に冷静で合理的な大人。
それがよく分かる回だった。
2019.4.7 あさひ